プレスリリースより抜粋します。

ポイント

  • 次亜塩素酸化合物を用いて産業廃水中のカーボンナノチューブを簡便に除去
  • 次亜塩素酸化合物によるカーボンナノチューブの完全分解反応を解明
  • 環境汚染を防止し、安全・安心なカーボンナノチューブの産業化に貢献

概要

国立研究開発法人 産業技術総合研究所【理事長 中鉢 良治】(以下「産総研」という)ナノチューブ実用化研究センター【研究センター長 畠 賢治】CNT評価チーム 張 民芳 主任研究員、岡崎 俊也 研究チーム長(兼)同研究センター 副研究センター長らは、カーボンナノチューブ(CNT)と次亜塩素酸化合物との化学反応を利用し、CNTを含む産業廃水から簡便で効果的にCNTを除去する方法を開発した。

CNTなどのナノ炭素材料を用いた製造プロセスの環境保全・安全性確保は産業応用上の大きな課題である。特にCNTを含む廃水からCNTを簡易に除去する方法は知られておらず、CNT不織布・分散液の産業応用を阻害する要因であった。今回開発した技術は、CNTを含む廃水の経済的な工業的処理方法につながるものであり、CNTの環境への暴露を防止して、安全・安心なCNT産業の発展に貢献すると期待される。

なお、この技術の詳細は、2019年2月4日(英国時間)に英国科学雑誌Scientific Reportsにオンライン掲載される。

出典:https://research-er.jp/articles/view/77642