米Microsoftは2月24日、2016年に発売された「HoloLens」の新モデルである、「HoloLens 2」を発表しました。価格は3500ドル(日本円で約38万8000円)からで、2019年中に 米国、日本、中国、ドイツ、カナダ、イギリス、アイルランド、フランス、オーストラリア、ニュージーランドで発売される予定です。

以下プレスリリースより抜粋します。

『2016 年に HoloLens がリリースされて以来、私たちは Mixed Reality が仕事のやり方を変えていくのを目の当たりにしてきました。日々仕事に精を出す何十万にも及ぶ人々のすばらしい力を引き出してきたのです。建設現場から工場のフロア、さらには手術室から学校の教室に至るまで、HoloLens は、人々が働き、学び、コミュニケーションし、物事をやり遂げる手法を変えてきたのです。

私たちは、新たなコンピューティングの時代を迎えようとしています。それは、デジタルな世界が 2 次元スクリーンを超え、3 次元の世界へと足を踏み入れる時代です。この新たなコラボレーティブ コンピューティング時代の到来により、人々は皆、より多くのことが達成できるようになり、境界を超えることができ、3D を用いてより簡単かつ迅速に共同作業ができるようになるのです。

本日、Microsoft HoloLens 2 を世界に発表できてうれしく思います。

お客様から HoloLens の向上について、主に 3 つの分野にフォーカスしてほしいとの意見がありました。HoloLens 2 では、より没入感を持たせ、より快適に、そして、価値を創造するまでの時間を早めてもらいたいというものです。

没入感については、映像ディスプレイシステムを含め、全般に渡って大幅に強化されました。これにより、ホログラムがより鮮やかでリアルになりました。HoloLens 2 では、1 度あたり 47 ピクセルという業界最先端のホログラフィック密度を維持しながら、視野角を 2 倍以上に広げました。また、HoloLens 2 には新たなディスプレイシステムが採用されており、低消費電力でパフォーマンスを大幅に向上することが可能です。

さらに、HoloLens 2 ではホログラムとの対話方法を刷新しました。新たな TOF デプスセンサー(time-of-flight depth sensor) を、内蔵の AI 、および意味論的理解(semantic understanding)と組み合わせて利用することにより、HoloLens 2 では、現実世界で物体を操作するのと同様に、直感的なジェスチャーでホログラムを直接操作できます。

ディスプレイエンジンが改善されたことやホログラムを直接操作できるようになったことに加え、HoloLens 2 にはアイ トラッキング(視線追跡)センサーが搭載され、ホログラムとの対話がより自然に行えるようになりました。エンタープライズクラスの認証方法である、Windows Hello を使った虹彩認証によるログインが可能となり、複数人数でも迅速かつ安全にデバイスを共有できます。

快適性の向上は、重心にバランスを持たせ、軽量のカーボン ファイバー素材を採用したことに加えて、再調整なしでデバイスを装着する新たなメカニズムを取り入れることによって実現しました。新しい蒸気密封技術(vapor chamber technology)により温度管理も改善されています。また、生理学的に大きく異なる頭の大きさや形に対応できるよう、HoloLens 2 はほぼすべての人々が快適に調節して合わせられるように設計されました。

新たなダイヤルイン式の装着システム(dial-in fit system)により、連続して長時間着用していても快適さが保たれます。加えて、HoloLens 2 はメガネの上を滑らかに動かして合わせられるため、メガネをつけたまま利用できます。Mixed Realityから抜け出す際には、バイザーを上げて数秒でタスクを切り替えられます。こうした機能強化により、デバイスの快適さやエルゴノミクス(人間工学性)は測定上 3 倍以上に向上しました。

価値創造時間は、Dynamics 365 や Remote Assist、Dynamics 365 Layout、および新しい Dynamics 365 Guides といったマイクロソフトの Mixed Reality アプリケーションによって短縮されます。機器そのものの価値はもちろん、Mixed Reality パートナーのエコシステムによって  HoloLens 上で幅広い製品が構築され、さまざまな業界やユースケースに対し価値を提供します。

このパートナーエコシステムは、Mixed Reality 起業家(Mixed Reality entrepreneurs)の波によってさらに広がります。Mixed Reality 起業家は、HoloLens 2 のようなデバイスに加えて、Mixed Reality に必要となる空間情報、音声認識、画像認識を提供し、ストレージやセキュリティ、アプリケーションの知見に向けて、現場で実証されたクラウドサービスを実現する、Azure サービスが持つ可能性も実現しようとしています。

初代 HoloLens のユニークな機能をベースに構築された HoloLens 2 は、究極のインテリジェント エッジデバイスです。既存および新たなAzureサービスと組み合わせることで、HoloLens 2 はさらなる機能を発揮し、購入後すぐに利用できるようになります。

HoloLens 2 は、今年中に 3,500 ドルで提供される予定です。Dynamics 365 Remote Assist がバンドルされたものは、月額 125 ドルで利用できます。HoloLens 2 は、まずは米国、日本、中国、ドイツ、カナダ、イギリス、アイルランド、フランス、オーストラリア、ニュージーランドで発売される予定です。HoloLens 2 のプレオーダーは、本日より以下のWebサイト(英語のみ。日本向けサイト)にて開始しました。
https://www.microsoft.com/ja-jp/hololens/buy 』

出典:https://news.microsoft.com/ja-jp/2019/02/25/blog-mwc-introducing-microsoft-hololens-2/

参考:https://www.itmedia.co.jp/news/articles/1902/25/news049.html