NEDO事業において、東レ(株)は、ガラス並みの透明性と世界最高レベルの遮熱性を兼ね備えた遮熱フィルムを開発しました。

開発した遮熱フィルムは、東レ(株)独自のナノ積層技術をさらに深化させ、革新的な層配列デザインを導入することにより、太陽光の中で、温度上昇の原因となる赤外線を選択的にカットすることに成功したもので、通常のクリアガラス対比39%、市販の高性能・透明遮熱フィルム対比11%の冷房負荷削減効果を確認できました。

今後、同フィルムのさらなる遮熱性能の向上を図り、建物の窓などに貼り付けることにより、空調電力の省エネルギー化の実現、温室効果ガスの削減を目指します。

概要

現在、地球温暖化を背景に、世界規模で省エネ、CO2削減が求められており、その対策の一つとして建物での冷房負荷の削減に対するニーズが高まってきています。冷房負荷を削減する有効な対策としては、複層ガラスや遮熱フィルムといった太陽からの赤外線をカットするさまざまな遮熱部材が用いられていますが、建物内の環境維持と省エネ推進の観点から、透明性と遮熱性の両立が求められています。

そこで、国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の「戦略的省エネルギー技術革新プログラム※1」の助成先である東レ株式会社は、従前から未利用熱エネルギー革新的活用技術研究組合(TherMAT)の組合員として取り組んでいた「未利用熱エネルギーの革新的活用技術研究開発※2」事業での遮熱フィルムの成果を活かし、ガラス並みの透明性と世界最高レベルの遮熱性を兼ね備えた遮熱フィルムを開発しました。

今回の遮熱フィルムの開発では、東レ(株)独自のナノ積層技術※3をさらに深化させ、革新的な層配列デザインを導入することにより、太陽光の中の温度上昇の原因となる赤外線を選択的にカットすることに成功しました。その結果、通常のクリアガラス対比39%、市販の高性能・透明遮熱フィルム対比11%の冷房負荷削減効果を確認でき、今後、同フィルムを建物の窓などに貼り付けることにより、空調電力の省エネルギー化の実現、温室効果ガスの削減を目指します。

詳細:https://www.nedo.go.jp/news/press/AA5_101054.html