神戸大学大学院医学研究科の梶本 武利(かじもと たけとし)助教、中村 俊一(なかむら しゅんいち)教授らの研究グループは、カリフォルニア大学サンディエゴ校のアレキサンドラ ニュートン教授、アンドリュー マキャモン教授らとの共同研究により、がん細胞が飢餓などのストレスによる死(アポトーシス※1 )を回避する際のブレーキ役として、スフィンゴシン1-リン酸(S1P)※2 とプロテインキナーゼC(PKC)※3 の直接作用による細胞内シグナリング※4 を、新たに開発した分子センサーと立体構造シミュレーションにより発見しました。本成果により細胞死のブレーキ役が分子の「形」のレベルで明らかになったことで、今後この分子構造情報を基にがん細胞死のブレーキを解除する新たな分子標的薬※5 の探索・設計が可能になると期待されます。

 本研究成果は、米国東部時間2019年1月1日午後2時に、国際学術誌「Science Signaling」のオンライン版に掲載されました。

詳細:http://www.kobe-u.ac.jp/research_at_kobe/NEWS/news/2019_01_04_01.html