国立研究開発法人国立がん研究センター(理事長:中釜 斉/所在地:東京都中央区)は、がんのゲノム医療(注1)を提供する遺伝子パネル検査(注2)システムとして、当センター研究所で開発した遺伝子検査試薬「NCCオンコパネル」と遺伝子変異を検出する解析プログラム「cisCall(シスコール)」の有用性や、解析結果に基づき薬剤選択の検討を行うエキスパートパネル(注3)の体制などを、中央病院の臨床研究TOP-GEAR(トップギア)プロジェクトで検証し、保険適用を目指し先進医療での確認を進めています。

遺伝子パネル検査については、シスメックス株式会社(代表取締役会長兼社長 CEO:家次 恒/本社:神戸市)と共同で開発を進め、薬事承認を目指してまいりました。そして、2018年6月に同社より製造販売承認申請が行われ、この度2018年12月25日に遺伝子パネル検査システムで初めて体外診断用医薬品・医療機器として承認されました。引き続き、保険適用を目指し準備を進めます。

がんのゲノム医療は、患者さん一人一人のがんの原因となっている遺伝子変異に合わせて薬剤や治療法を決める新しいがんの医療のかたちです。「NCCオンコパネル」は、日本人のがんで多く変異が見られる遺伝子114個について、次世代シークエンサー(注5)を用いて1回の検査で調べることができます。2018年4月より始まった先進医療Bでは、中央病院を含めた50施設で350例を目標に登録が進められました。今後、検査の有効性・安全性が評価され、保険適用について検討されます。

詳細:https://www.ncc.go.jp/jp/information/pr_release/2018/1226_03/index.html