米国学術雑誌 Journal of Biological Chemistry に掲載
世界における深刻な毒ヘビ被害の新薬創成を目指す

世界保健機構(WHO)によると、毒ヘビ被害は1分間に十数人に上り、推定年間13万人以上の死者を出しており、国際的な社会問題として報告されています。

福岡大学理学部の塩井(青木)成留実助教研究グループは、北海道大学薬学部の前仲勝実教授のグループと共同で、世界で初めてヘビ毒と毒不活性化タンパク質複合体の立体構造解析に成功し、その成果が、米国学術雑誌(Journal of Biological Chemistry)のオンライン版に掲載されました(平成30年11月29日)。

研究グループは、毒ヘビが自らの毒から身を守るために備えた毒不活性化タンパク質を発見しました。毒ヘビが持つ毒不活性化タンパク質がどのように効率的かつ効果的にその機能を発揮できるのかを解明したこの成果は、毒ヘビ咬傷治療薬の開発に期待が持てます。

現在、塩井(青木)助教は、シンガポール国立大学で世界のヘビ毒成分について研究し、新規治療薬創成の基盤づくりを行っています。その様子は、『実験医学11月号』(羊土社)でも紹介されています。

詳細:https://www.fukuoka-u.ac.jp/press/18/12/12163553.html