科学技術振興機構(JST)によると、東北大学 材料科学高等研究所 鈴木 和也 助教と水上 成美 教授は、新しいナノ薄膜磁石の開発に成功しました。超高集積不揮発性磁気メモリーを実現するための材料開発に新しい視点を与えるものです。本研究は、木村 尚次郎 准教授(東北大学 金属材料研究所 附属強磁場超伝導材料研究センター)並びに久保田 均 総括研究主幹(産業技術総合研究所 スピントロニクス研究センター)との共同研究で行われたものです。

ナノ薄膜磁石を用いた素子の磁極の向きをビット情報とする不揮発性磁気メモリーは、システム・オン・チップなどへの応用が進んでおり、人工知能技術への展開も見据えて世界的な規模で研究開発が展開されています。本研究グループでは、通常磁気を示さない金属を特殊な金属と絶縁体で挟み込んだ新しい界面構造を研究し、その結果、磁気を保持する力が強くかつ磁力の微弱なナノ薄膜磁石の開発に成功しました。またそれを組み込んだ素子の基本特性を室温で観測することにも成功しました。これは、メモリーの超高集積化を進めるために重要なナノ薄膜磁石材料の開発に新しい視点を与える研究成果です。

詳細:https://www.jst.go.jp/pr/announce/20181207/index.html