プレスリリースより抜粋します。

『山梨大学生命環境学部および発生工学研究センターの若山清香助教、若山照彦教授らの研究グループは、-196℃から 150℃までの温度負荷処理を行ったマウスの凍結乾燥精子から、顕微授精により多数の産仔を得ることに成功しました。今まで哺乳類がこのような条件で生き延びた例はなく、哺乳類には極限環境に対して耐性がないと考えられていました。しかし精子の核に限れば、哺乳類であってもクマムシなどの下等動物と同様に強い温度耐性を有し、生命の復活が可能なことを発見しました。この成果はイギリスの科学雑誌 Nature 姉妹誌の「Scientific Reports」(4月5日付け)にオンライン掲載されます。』

本研究のポイント

  •  極限環境には耐えられないと考えられていた哺乳類にも、核には強い温度耐性が有ることが分かった。
  •  哺乳類の遺伝資源を大規模災害など有事の際でも安全に保存できる可能性を示した。
  • 地球の生命の起源は隕石や小惑星由来とするパンスペルミア説の弱点を補強した。

出典:https://www.yamanashi.ac.jp/wp-content/uploads/2019/04/20190403pr.pdf