プレスリリースより抜粋します。

『神戸大学大学院科学技術イノベーション研究科のGUIRIMAND-TANAKA Gregory特命助教、近藤昭彦教授、先端バイオ工学研究センターの蓮沼誠久教授らの研究グループは、細胞表層を加工した新規酵母細胞を用いることで、製紙過程で生成するクラフトパルプを汎用化学品(キシリトール)と高純度セルロースファイバーに変換することに成功しました。この発見は、環境にやさしく、持続可能な素材製造に貢献することが期待されます。

 この研究成果は、3月4日に、英国王立化学会の国際科学誌「Green Chemistry」にオンライン掲載されました。』

ポイント

  • 独自の細胞表層工学技術を用いることでヘミセルロース分解酵素を細胞の表層に集積し、キシリトール生成酵素を細胞内に蓄積する新規酵母株を新たに開発した。
  • 新規酵母株を木材クラフトパルプに添加して発酵することで、植物繊維からのキシリトール生産に成功し、同時にセルロースの高純度化とファイバー化を実現した。
  • 微生物を用いることで、汎用化学品とセルロースファイバーの併産に世界で初めて成功した。
  • 環境負荷の低い物質製造プロセスの開発に成功した。

出典:http://www.kobe-u.ac.jp/research_at_kobe/NEWS/news/2019_03_18_01.html